黒歴史:マルチ商法やってました②~マルチ商法とねずみ講の違い
今回は、かなり際どいマルチ商法とねずみ講の違いについて書いてみました。また、代表的なマルチ商法の企業をいくつか列記しました。
代表的なマルチ商法業者
〇 アムウェイ・・・代表格とも言えるでしょうか。トップの中島薫氏は超有名ですね。だから何って話ですが。アムウェイやってる人から中島氏の家の写真など見せられましたが、私はちっとも憧れられませんでした。マルチやってた時にも関わらず。それくらい卑しい雰囲気が滲み出ていたのです。
〇 ニューウェイズ・・・ランチしていたら「だから私はニューウェイズをやるの!」と力説しているおばさまに遭遇したことがあります。私もああやって新規さんに良さ(当時はそう思っていた)とやる気を伝えていたな。。。あぁ、哀しや。
〇 ニュースキン・・・化粧品が上野御徒町の多慶屋(大好き)で売っていました。なんだマルチなんて通さずに普通に買えるんじゃない。まぁ、普通に買ってもマルチのニュースキンに売り上げが入るのは気に入らないですけどね。
〇 三木商事【ミキプルーン】・・・言わずと知れたミキプルーンがマルチと知らない方は多いかもしれませんね。
〇 ノエビア・・・ミキプルーンについでわりと知られていないかもしれません。ああやって大々的にTVCMをやっているからって、油断はできない昨今です。
〇 ユサナ・・・こちらはマイナーかもしれませんが、マルチ界では大手サプリ企業として有名です。私も3つ目のマルチとして勧誘されましたが、入りませんでした。なぜならお金がなくて。1つ目と2つ目のマルチに搾取されまくっていたのですね。あぁ、哀しや。
と、今回は5社に絞りましたが、月刊誌『ネットワークビジネス』を開けば、いたるところにマルチがいることが分かりますよ。
マルチ商法とねずみ講の違い
マルチ商法:別名 MLM、ネットワークビジネス
ねずみ講:別名なし
多くの方が、マルチ商法とねずみ講と同じものだと考えていると思います。確かにやり方も同じだし、ピラミッド型も同じだし、社会悪であることに変わりないし。
けれど、正確にはほんの少し違う点があります。この点のせいで、ねずみ講は法律で禁止されていますが、マルチ商法は堂々と生き残っているのです。
堂々と、です。ご存知ですか?口コミの世界かと思いきや、私たちが通常足を運ぶ本屋さんでも『ネットワークビジネス』という月刊誌が売られています。
日本アムウェイの本社は渋谷のNHK真ん前に、でかでかと自社ビルが建っています。あの土地は地盤も良く、かなりの好立地です。
また、八王子には流通センターがあり、中央自動車道から大きな「Amway」という看板がよく見えます。すごい自己主張です。
では、本題の【違い】について解説します。
ねずみ講は、無限連鎖法といって法律で禁止されています。
多くの方の想像通り、ピラミッドが永遠に続いて行きます。ねずみ講という名の通り、ねずみが子を産むようにどんどん膨れ上がっていく構造です。
紹介された人が、新規さんを連れてきて、その人がまた紹介して、、と。一人が何人でも紹介して自分の直下につけていいプランです。
極端に言えば、全ての人口を入会させて、さらに人口が枯渇しないと止まらない、という形式になっています。
マルチ商法は連鎖販売取引といって法律では規制がかかっているだけです。私はここをつかれて「禁止じゃなくて規制だからやっていい」と説得されました。
別名、MLMを見てみましょう。
MLM = Multi Level Marketing と言います。このマルチレベルという言葉が肝で、ぱっと見、レベルがどんどん増えてねずみ講と同じように見えますが、解釈が異なります。
MLMでは、一人から出せるレベル(層)に制限があるのです。
各MLMによって違いはありますが、規定の中に必ず制限を設けています。制限と言うとネガティブに聞こえるので、MLMの中では各報酬プランが決まっており、各自、この層までが報酬となる、と決まっています。
とは言え、下が育てば育つほど、ボーナスで自分の報酬にも響いてきますので、頑張って下を応援します。もちろん、そのおかげでトップ層がどんどん儲かる仕組みになっています。詳しくは後日お話しします。
まとめ
・マルチ商法業者は、堂々と日本にはびこっており、かなりの数がある。
・ねずみ講は組織が永遠に広がっていき一番上の親が最も儲かるシステム。
・マルチ商法は報酬プランという形で各人が形成できるピラミッドが決まっており、それに応じて報酬が決まる。一番上が儲かるのは言うまでもない。