HYPER LIFE

双極性障害でセクシャルマイノリティな筆者が日々を綴る

双極性障害って

長い長いプロフィールも終わり、と思いきや続きで、私の一部であり、タイトルにもある「双極性障害」とはなんぞや、という方のために、簡単に解説します。

 

双極性障害』について

私は双極性障害Ⅰ型

双極性障害は、別名 躁うつ病 と言って、元気バリバリなハイテンションが続く躁状態と、うつ病と同じ病状になってしまう鬱状態が繰り返される病気です。

双極性障害うつ病も、気分障害という枠に入れられます。

通院する科は、うつ病と同じく精神科です。

 

英語では [ bipolar disorder ] と言います。

 

双極性障害は、Ⅰ型とⅡ型があります。簡単に言うと、

Ⅰ型・・・躁状態が激しい。

Ⅱ型・・・躁状態が軽躁状態にとどまる。

 

うつ病との違いは躁状態があること と、
ここが一番大きく違うかなと思うのは、
うつ病は完治することができる病気であるのに対し、
双極性障害は脳の障害で治りません。

(最近は、異論はあれ、治るという話もあるそうですが)

 

私が不治の病に!(大げさ?)

自分が罹患した病気が治らないことを知った時、まさか自分が不治の病にかかるなんて思ってもみなかったので、双極性障害の本を読んだりしてもなかなか信じ込むことができず、何かの間違いだろうと思っていました。

通院を続けていくうちに信じるというより慣れていく感じで、今は「治らないけど、元気に生きているだけいいか。」と受け入れています。

 

障害者手帳も持っています。入院経験もあります。

でも今現在は寛解といって、治ったわけではないけれど安定している状態なので、ちゃんと他の人達と同じように仕事もしています。

 

双極性障害になる原因は、はっきり分かっていないそうです。遺伝も原因の一つと言われていますが、私の両親にはこのような症状は見られません。あとはストレスと言われていますが、これはたいがいの精神疾患によく言われているような気がします。

 

 

うつ病の診断が先に

私は最初、うつ病と診断されていました。

これは双極性障害の患者さんには多く、なぜならうつっぽい時の方が病院に行く確率が高いそうです。

躁状態のときは元気いっぱいなので、「これの何がおかしいの?」と思って病院に行く必要性を感じません。周囲には、このせいでかなり迷惑をかけることが多いようです。

 

双極性障害は、診断が難しい病気です。発症から診断まで平均16年かかると言われているそうです。私は振り返ると、発症と思われる出来事(超黒歴史のマルチ時代)から、約10年で診断されたので、良い先生に巡り合えたのだと思います。

 

今付き合っているパートナーも双極性障害です。
たまたま偶然に。もうびっくり。しかも同じくⅠ型。

 

診断されるまで、私と同じくうつ病と言われ、でも何かおかしいとドクターショッピングを続け、ようやく双極性障害であると分かり、合った治療を続けて今は寛解状態です。

やはり私と同じく入院経験もあり、障害者手帳も持っています。

 

双極性障害に罹患している人は、1000人に7人くらいと言われ、うつ病の患者さんより少ないです。 

 

次回は、私がこの病気と分かったときのことを書いてみます。

 

 

この障害と診断されてから一番最初に読んだ本です。図も多くてとても分かりやすく、患者さんだけでなく、その身近な方にもオススメです。双極性障害は、身近な方のサポートを強く必要とします。

 


双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本 不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる (こころライブラリーイラスト版) [ 加藤忠史 ]